クロネコヤマトに勤めてるけど
毎日朝から晩まで働いてる割に
給料は全く増えなくて将来が不安。。。
郵便に勤めてある程度の月給はあるけど、
このまま勤めてても良いのかな。。。
ウーバーイーツで今は稼げているけど
この収入がずっと続くのか微妙・・・
長距離トラックで今の所給料は良いけど
昼夜逆転生活と体が酷使してて大変。。。
このようなお悩みにお答えします。
本記事の内容
・配送業の仕事はなぜ将来性が無いのか?
・転職を考えるならなるべく早い理由とは?
・クロネコヤマトに10年勤めた経験から理由をお話しします。
本記事の権威性
当ブログ管理人:マスオ
・都会名古屋にて30年、クロネコヤマト10年勤務。所長経験あり。
・長野県の北部に移住して10年、脱サラしてリモートワークで
妻の実家で子供三人とのんびり生活中。法人化3期目。
・ダンススタジオ2件、レンタルサロン1件、レンタルジム1件を
群馬県、長野県内にて遠隔運営中。
・1件あたり平均8万〜10万の利益を毎月収益化中
・ポータルサイト予約:自社予約の比率は約2:8
・自主集客+アナログ集客特化の有料コンテンツ販売で20万円達成。
・レンタルスペース特化型LINE予約システム【きずな】の導入サポート
&集客アドバイザー。
自分は地元名古屋にてクロネコヤマトを事務員のアルバイト時代から始めて、正社員になってから約10年勤めた経験があります。
アルバイト時代からカウントすると12年くらいになるかも知れません。
クロネコヤマトの内勤事務、メール便の配達、セールスドライバー、センター長と人生の中でかなりの年数を運輸業界最大手であるヤマト運輸で費やしていました。
今でも地元ど田舎のクロネコヤマトの所長とはヤマト時代の昔話で仲が良く、現状のクロネコヤマトの環境も色々と聞いているのでかなり参考になるのかなと思います。
1.運送業で得られるスキルがほぼ無い
いきなりこんなことを書くとプチ炎上しそうなんですがw。
ぶっちゃけ運送業で得られるスキルってほとんど無いんですよね。
強いて言うと対面での営業力、トーク力ぐらいでしょうか。
クロネコヤマトという老若男女、日本国民誰もが知っているどデカイ看板を背負っているワケなので、インターホンを押したら誰もがドアを開いて話を聞いてくれる。
このアドバンテージは相当デカかったですね。
クロネコヤマトというネームバリューを使って色々な会社と繋がりが持てたのはある意味ちょっとした資産になるかも。
中間管理職のセンター長(所長)的ポジションになると、運行管理者、フォークリフト免許、衛生管理責任者といった免許が必要となるので、その辺の講習代は会社が負担してくれるくらい。
これ以外の得られるスキルって本当に無い。
地理や住所なんてGoogleマップがあれば終わる話だし、
集荷、配達なんてぶっちゃけ誰でも出来る仕事。
むしろ誰でも出来るような仕事になってないと大変なワケで。
「このエリアは俺しか配達出来ないくらい難しいエリアなんだぜ」
とドヤる時代もありましたねw。今から考えるとなんてアホらしい時代だったんかなと。
2.ロボット化、AI化により配送員も縮小傾向
ユニクロを例にすると一目瞭然ですよね。
↑この画像は今のセルフレジシステムを導入する前の画像です。
この行列とレジにかかる従業員費用をも一掃するシステムがこちら↓。
あれ?行列とレジ従業員はどこに?
日本国中の皆さんはもう既に経験されてると思いますが、アパレル商品をカゴに入れてこの計算BOXにカゴごと入れたら勝手に計算して支払いを済ませ、自分で購入品を袋に入れて退店。
流石にレジ待ちの行列が一掃することは不可能かもですが、
間違いなくレジの従業員は相当削減することが出来てますよね。
このシステム導入するのに1台いくらかかるんでしょうか?
もし100万かかったとしても上記画像だと8台なので800万と仮定しても、社員1〜2人の年収くらいなので全然ペイ出来ちゃいますよね。安い。
amazonはもっと凄いです。
はい、こちら↓
地下鉄の入り口のようにログインIDで入室して、商品をカゴに入れて退室するだけで決済が完了しているというamazonGOという最先端のシステム。
白昼堂々と万引きしてる感覚にしばらくは慣れない気がしますねw。
このシステムを見るだけで、現在スーパーのレジ打ちバイトをしてる主婦の方々は危機感を持たないとヤバいです。
AIとロボットにどんどん仕事が奪われているんですよ。
「いやいやそんなこと言っても
レジ打ちくらいでしょ?」
「そこまでロボットに人間様の
お仕事を任せられないんじゃない?」
「配送、運転までロボットが出来るって
ドラえもんの時代じゃないんだからw」
そういったまだアタマがお花畑の方々にはこちらの画像はいかがでしょうか。
はい、ドン↓
車も今や半自動運転が可能じゃないですか。
前方に車両があればそれを追随するシステムも結構普通になってきてますよね。
運送業のトラックって正直同じ道を同じ車がほぼ同じコンテナをぐるぐると深夜から早朝にかけて365日運行してるじゃないですか。
4台運行するトラックがあったら、1台目の車両だけ人間が運転すればええやん。
あれ?早速四人中三人のトラックの運ちゃんがリストラされる可能性が。。。
自動宅配ロボット、遠隔地には空中ドローン配送といった形で宅配という作業自体がロボット化している流れなので、この流れを変えることはほぼ不可能かなと。
必要になるのはロボットのメンテナンス、プログラマーといったエンジニアが数名必要になるくらいの人件費になる気がします。
3.腰を負傷したら致命的
運送業あるあるのお話しでほぼ9割の人が腰痛やギックリ腰、椎間板ヘルニアといった腰のケガを起こしやすいです。
一時的な負傷ですぐに回復すれば良いですが、
ほぼ同じような作業を365日続けているので同じ箇所を何度も何度も負傷し積み重なって大きな腰痛を引き起こす人が多いです。
重いものが持てなくなり、運転も出来なくなると事実上運送業が出来なくなり、
一時的に荷物集約センターのベースでの軽作業といった部署に回されたりしますが結局荷物を仕分ける仕事には変わりないので、腰を使わざるを得ない。
最悪の場合、会社を辞めることとなり失業したりする人もいました。
運送業を辞めたとしても、他の職業にとって変わるスキルがこれといって無く、一からまた就職活動しないといけない。
また腰を負傷するとデスクワーク、PC作業といった仕事にもかなり影響が出てしまうので良いことが無いです。
定年の50〜60くらいまで不死身の肉体で働き続けられる人は良いですよ。
でも全くその保証も無いし、今の環境下で60定年はほぼ無理ゲーなので結局60歳以降も何かしら働かないといけない人がほとんど。
何が言いたいのかというと
働く上でめちゃめちゃ重要である腰を
運送業という超絶腰に負担がかかる仕事を
メインにした収入ってどうなの?
ということ。
どんな仕事をするにしても「腰」は最重要パーツのひとつ。
にも関わらず
・雨の日、風の日、雪の日、暑い日、寒い日でも
・同じような荷物を毎日毎日長い時間配送
・重たい荷物から細かな荷物を時間指定配達
・不在であれば持ち戻り、在宅時に再配達
・自転車、自動車で安全運転が不可欠の毎日
普通のデスクワークの仕事でさえ腰に負担が掛かるのに、
運送業だとそれ以上に負担が大きい仕事になります。
それに加えて他の職業にすぐ転職出来るようなスキルも貯まらないのであれば正直続ける理由が分からないです。
4.一般的な職業に比べて給料体系が中の上なので辞めずらい
かなり攻めたタイトルでこの項目を書いてみようと思います。
クロネコヤマト、佐川といった運送会社の大手は給料が一般的な職業に比べてやや高めの傾向があります。実際拘束時間も仕事内容から考えてもまあしょうがないのかなと。
特に佐川に関しては、ボーナスが無い分月給がヤマトに比べて比較的高い傾向がありました。
今現在はどうなのか分かりませんが。
しかも拘束時間が長く完全シフト制の出勤システムのドライバーがほとんどで、
独身であればお金を使う時間もないほど忙しかったりするので、
意外と短期的に貯蓄するには良い仕事なのかも知れません。
また一度収入が上がってしまうと転職先の給料が明らかに低いと「今のままでいいや」となりがち。
ある程度仕事環境に融通がきいて、副業出来る時間が確実に捻出出来る環境であれば、
運送業で貯蓄していきながら副業を行い、副業だけで生活が成り立つくらいになったら運送業は辞めるという流れなら良いのかも知れません。
が
大体の運送業は副業をやれる時間も無いのがほとんどだと思います。
<一般運送業ドライバーの収入:25万〜30万と仮定>
大手運送業は家族手当等が比較的優遇されている。
❶拘束時間が長く、疲労と消耗の毎日で運送業がイヤになる。
↓
❷転職先を探しても今の給料と同じレベルがほぼ見つからない。
↓
❸転職先の家族手当もかなり低いので明らかに収入が激減する。
↓
❹車もマイホームもローンで組んでいるので月の支払いが出来なくなる。
↓
❺「もう今のままでいいや。。。」
↓
定期的に❶に戻る
上記の負のループに陥っている人はかなりいると思います。
また運送業界の大手の会社であれば車、マイホームのローンってかなり通りやすいんですよね。
それが裏目に出て、転職先の会社の給料体系だと月々の支払いが難しくなったり、
転職先の会社がボーナス支給が無いとなると尚更月々の支払いが厳しくなったり。
結局❶〜❺の無限ループに陥ってしまいやすいんですよね。
5.まとめ
以上が運送業を早めに転職した方が良い理由となります。
現代社会において人間が行う仕事自体がどんどん簡略化され、
人間の仕事をどんどんロボットに奪われていっています。
なぜか?
人間を雇うこと自体がお金が一番かかり、扱いが一番面倒だからです。
長い目で考えたら圧倒的にロボット化した方が生産的であり、
ビジネス的に割り切るとロボット化出来る作業は増やせば増やすほど、
資産構築的、生産効率的に正解と言わざるを得ない。
今回は運送業界に関してスポットを当てた記事になりますが、
銀行、小売店、保険、公務員、営業など
今まで人が行うことが当たり前だった職業が、
今まで以上の速度でロボットに支配されていくと思います。
普段から「自分の仕事って将来的に存在するの?」
という危機感を持った意識が最重要かなと。
今回の記事は以上です。